福岡旅行2日目。この日は福岡の「マリンワールド海の中道」で、かつて暮らしていたラッコ・リロくんに想いを馳せる日。
朝はホテルの朝食でしっかりエネルギーを補給し、水族館でたっぷり癒されてきました。
前回の記事では、リロくんへの献花や、新しく出会った生き物、限定グッズ、美味しかったお昼ごはんについてご紹介しました。
今回は、主に福岡のマリンワールド海の中道で体験したペンギンパレードやアシカ・イルカショー、外洋大水槽ショーなどのイベント関連、そして感動した「ほねのおと」など、見どころを詳しく紹介します。
👉 この記事でわかること
✔️ マリンワールド海の中道で体験できる館内イベントの様子
✔️ ペンギンパレードの詳細と現地の雰囲気
✔️ アシカ・イルカショーの内容と見どころ
✔️ 初めて訪れたマリンワールド海の中道の感想
🐧マリンワールド海の中道のペンギンパレード体験記
お昼ごはんでお腹が満たされた後は、いよいよ「ペンギンパレード」へ向かいました!
途中の水槽をゆっくり見たかったけれど、時間が迫っていたので直行。
「九州の外洋」から外に出ると「かいじゅうアイランド」に到着。風が強くて寒かったので、持参していたニット帽を装着して防寒対策もバッチリ!
止に大活躍でした。
ペンギンビーチでのほっこりタイム
まず目に入ってきたのは、「ペンギンビーチ」で集まる可愛いペンギンたち!
透明な板に囲まれた砂地をヨチヨチ歩いたり、水浴びしたりしている様子に思わずニッコリ。砂にはたくさんの足跡も残っていて、そこにもキュン。
「ペンギンビーチ」は、ケープペンギンの生息地である南アフリカ・ボルダーズビーチを砂地で再現することで、自然体のペンギンを観察できるようになっているようです。

そこから進むと「アイランドステージ」に人が続々と集まっていて、いよいよペンギンパレードの始まりを待ちます。
ペンギンパレード開始!
そのまま進むと、「アイランドステージ」へ到着。イベント開始前から続々と人が集まり、私は観客席ではなく、ペンギンの登場シーンを観たくてその反対側で待機。
小雨が降ってきてカメラをカバンに避難させながら待っていると、飼育員さんから「鳥インフルエンザ対策でアルコールをまきます」とアナウンスがあり、皆で静かに待機。
そして、11時50分になるとペンギンたちが、まるで幼稚園児の散歩カーのような可愛い乗り物で登場!
会場からは「かわいい〜!」の歓声があがっていました。

ペンギンたちは餌を持った女性のトレーナーさんをトコトコ追いかけてお客さんの前を周回。その様子が本当に愛らしくて、ただただ餌欲しさに必死な姿がまた面白くて癒される…。
その間、男性の飼育員さんがペンギンクイズを実施。
ペンギンの体の一部をズームした写真を使って楽しく解説してくれて、寒さも忘れるほど楽しめました!
約10分間のショーが終わると、ペンギンたちはまたお散歩カーに乗って「バイバイ〜」と帰っていきました。癒しと笑顔に包まれた、あたたかい時間でした。


🐧イベント名:ペンギンパレード
🍽️ 見どころ:
- ペンギンの丘からアイランドステージへお散歩
- 飼育員のペンギンクイズが楽しい
- 餌を追いかける姿が可愛らしい
⏰ 時間: 12時50分〜 (約10分)
📍 場所: かいじゅうアイランド アイランドステージ
🔗 詳細: 公式ショースケジュール
ペンギンパレードが終了、名残惜しくもバイバイ
そして約10分のペンギンパレードが終了。
帰る時にも、またお散歩カーに乗ってみんなに手を振るように「バイバイ〜」と帰っていくペンギンたちの姿にほっこり。
始終かわいくて、幸せにあふれた空間と時間でした。
寒さに負けて一時退散
ショーが終わった後は、「ペンギンの丘」にいるペンギンたちをゆっくり観ようかなと思ったものの、小雨と風で手がかじかむ寒さに耐えきれず…。
「また後で観に来よう」と心に誓って、ひとまず館内へ戻ることにしました。
ショーの合間に時間確認
館内に戻って時計を見ると、ちょうど12時を過ぎたところ。
次は12時30分から始まる「アシカ・イルカショー」の観覧予定だったので、混雑する前に屋外の「ショープール」へ直行!
待ちに待った「アシカ・イルカショー」!!
座席チェックと嬉しいサービス
「ショープール」は2階と3階のどちらからでも観覧可能。
イルカさんの水しぶきがかかりそうな前列はすでに満席で、一眼レフカメラ(2ヶ月前に初購入!)の故障も心配だったので、ちょっと後ろの席へ。
会場全体が見渡せる位置で、撮影にもベストなポジションでした。
座ってまず驚いたのが、椅子に敷かれていたヒーター付きクッションシート!
寒くてペンギンエリアを早々に退散していたので、正直「外で20分も座っていられるかな…」と思っていたけれど、このほんのり温かい心遣いに感動。
クッションを見ると、太い熱線のようなものが通っていて、水族館の気配りに心までぽかぽかに。

アシカの登場で会場が一気に笑顔に
まずは1頭ずつアシカさんたちが登場。2頭のアシカが、前足や後ろ足を使って可愛い仕草を披露してくれて、会場は一気に和やかムードに包まれました。お手振りしたりと、どの動きも本当にキュート!

技の仕組みまで教えてくれる、学びのあるショー
ショーの魅力はパフォーマンスだけじゃありません。素晴らしいなと感じたのは、「どうしてその技ができるのか」という部分を、トレーナーさんがどの年齢層でもわかりやすい言葉で丁寧に説明してくれるところです。
例えば、鼻先でボールのバランスをとる技について。アシカのヒゲには、ものを感じ取るセンサーのような働きがあり、ヒゲを立てることでボールの動きを察知し、鼻先で上手にキープすることができるのだそう。これは野生下でも活かされていて、魚を捕まえたり、障害物を避けたりする際にとても重要な機能なんだとか。
▼くわしく知りたい方はこちらの記事もぜひ読んでみてください:
アシカのヒゲの秘密|マリンワールドスタッフブログ

バイバイ、アシカさん!そしてイルカたちのステージへ
2頭のアシカにみんなで手を振ってお別れした後は、いよいよお待ちかねのイルカショーがスタート!登場したのは5頭のイルカたちとコビレゴンドウのユキちゃん。イルカたちはトレーナーさんの合図に合わせて、息の合ったジャンプやスピンを披露しながら、時折見せるチャーミングな表情や仕草に思わず笑顔になリマした。

トレーナーさんの全力パフォーマンスも必見
中でも印象に残っているのは、イルカたちが体を横揺れさせる可愛い技。トレーナーさんも全身で横揺れして合図を送っていて、その全力な姿が素敵で癒された。イルカだけでなくトレーナーさんたちの本気のパフォーマンスも、このショーの見どころのひとつです。
圧倒的存在感!コビレゴンドウの「ユキ」ちゃん
ショーの中でひときわ目を引いたのが、コビレゴンドウの「ユキ」ちゃん。大きな黒い体が特徴的なユキちゃんですが、表情はとってもやさしくて愛らしい!
2025年3月9日(日)には来館8500日を迎え、全国一の飼育記録を更新中とのこと。国内にはわずか2頭しかいない、とても貴重な存在です。
▼詳しくはこちらの特設ページで紹介されています:
コビレゴンドウ「ユキ」ちゃん 記録更新中!|マリンワールド海の中道
ユキちゃんは、トレーナーさんが投げた輪っかを「口先」ではなく、なんと「頭のてっぺん」に乗せて運んでいたんです!その姿がとにかくキュートで、忘れられない瞬間になりました。

季節を感じる選曲とともに圧倒的存在感!
3月の来館ということで、ショーのテーマは“新しい生活をスタートする人たちへの応援”。耳なじみのある人気曲に合わせてダイナミックに繰り広げられるイルカたちやコビレゴンドウの「ユキ」ちゃんのパフォーマンスは、迫力満点でありながらもどこかあたたかく、心がふわっと軽くなりました。
私も4月から新しいスタートを控えていたので、「よし、がんばろう」と背中を押してもらえた気がしました。
前列のお客さんたちがイルカやコビレゴンドウに大量に水をかけられる場面も!想像以上の水の量にびっくり!ショープールの前列に座るのであれば、水に濡れてもOKな服装が良いかも…(笑)
🐬イベント名:イルカ・アシカショー
🍽️ 見どころ:
- トレーナーさんはアシカの生態をわかりやすく紹介!
- イルカたちの息のあったパフォーマンスは必見!
- コビレゴンドウ「ユキ」ちゃんの愛らしい表情や動きは魅力的
⏰ 時間:1回目 11時~/2回目 13時30分~/3回目 15時30分~ (約30分)
📍 場所: ショープール
🔗 詳細: 公式ショースケジュール
※ショー時間は季節・曜日等により異なりますので、ご来館予定日のタイムスケジュールをご確認下さい。
▼ショープール場内注意事項
- 荷物を置いてのお席の確保はご遠慮ください。
- 前方のお席の方は水しぶきにご注意ください。また、お手持ちのカメラ等、精密機器のお取り扱いにご注意ください。
- お足もとが滑りやすくなっていますのでご注意ください。
- プール内に物を投げ入れないでください。
- 動物が噛む恐れがあります。プール内に手を出さないでください。
▼クジラやイルカの体のつくりや種類についてもっと知りたい方はこちらもおすすめ:
くじらの博物館(和歌山県)公式HP
イルカショー終演後、まったりと
ショーが終わった後、ショープールの前まで近づくことができたので、寒さに耐えつつしばらくイルカたちを眺めていました。
イルカをこんなに間近で見たのは初めてで、感動!
ショーの緊張感が解けたからか、イルカたちはのんびりした表情で泳いでいて、見ているこちらも癒されました。

ほっとひと息、M-cafeへ
寒くなってきたのでショー会場を後にすると、ちょうど13時頃。
「寒いけど糖分も補給したい!」という気持ちになり、前から絶対食べたいと思っていたM-cafeのラッコクッキー付きソフトクリームを食べることに!
場所は、入口近くにある「滝と緑のセンターガーデン」の隣の「M-cafe」。
ラッコクッキー付きソフトクリームを注文!
メニューを見ると、ラッコクッキー付きのソフトクリームは
- ミルク(ラッコクッキー付き)
- ミックス(ラッコクッキー付き)
の2種類から選べました。
私は、バニラとチョコを両方楽しみたかったので「ミックス(ラッコクッキー付き)」を注文!
どちらも税込580円です。
(ちなみに、ソフトクリーム以外にもドリンクメニューが豊富でしたが、水筒持参だったのでドリンクは頼みませんでした。)

食べる場所探しと実食レポ!
本当はカフェ隣のスペースで座って食べたかったのですが、人が多くて断念。
少し移動して、ラッコプールエリアにある椅子に座って食べることにしました。
まず、見た目がとにかく可愛い!
ラッコクッキーのラッコちゃんが愛らしい表情をしていて、思わずニコニコ。
でもお腹も空いていたので、「ごめんね」と思いつつクッキーを一口パクリ。
クッキー、すごくサクサク!
甘さも控えめでちょうど良く、見た目だけじゃない美味しさにびっくりしました。
ソフトクリームはチョコとバニラのバランスがよく、どんどん食べ進めてしまい、あっという間に完食。
コーンもサクサクで、最後まで美味しくいただけました!

自由散策で出会った癒しと感動
展示から感じたこだわりと工夫
14時15分からの「外洋大水槽ショー/イワシタイフーン」まで、自由に館内を散策することにしました。
まず感動したのは、展示方法のこだわりです。
九州の水族館らしく、「長崎西海の激しい潮流で生活する魚」など、海域ごとの特徴を解説文でわかりやすく紹介。
ただ生き物を見せるだけでなく、海の環境や特徴までも伝える展示になっていて、とても勉強になりました。
水槽の演出も素晴らしく、光が差し込む海の中を再現するために、照明や水槽内のレイアウトが丁寧に調整されているのを感じました。
気になって調べたところ、水槽ごとに水温を細かく調整しているそうです。
これも、生き物たちが健康でいられるように、飼育スタッフの方々が日々努力しているおかげなんだと知り、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
▶︎参考: マリンワールド公式スタッフブログ


3階「アマモ場」の美しさに見とれる
3階にある、アマモが繁茂する「アマモ場」を再現した水槽も印象的でした。
アマモがゆらゆらと揺れる様子が本当に美しくて、しばらく立ち止まって見入ってしまいました。
アマモは海の中に生えていますが陸上に多い植物と同じ種子植物で、太陽光で光合成をして成長し、花が咲き、種ができると水槽近くの説明文に記されていました。
アマモの飼育はとても難しく、環境が合わないとすぐに枯れたり成長が止まったりしてしまうそうです。
魚たちのフンを砂の中の微生物やマナマコが分解し、植物が吸収できる栄養に変える「物質循環」が、自然のサイクルを支えているとのこと。
この循環を大切にしながら、日々試行錯誤して美しいアマモ場を守っている飼育員さんたちに、心から尊敬と感謝の気持ちが湧きました。
スタッフブログはこちら→マリンワールド公式スタッフブログ

川の生き物たちとの出会い
マリンワールドでは、海の生き物だけでなく、川で暮らす生き物たちも展示されていました。
川の生き物を見る機会はあまりなかったので、興味深い展示がたくさん!
中でも、「コガタノゲンゴロウ」という小さな生き物を初めて見ました。
とっても小さくて可愛かったですが、絶滅危惧II類(環境省)に指定されている貴重な存在だと知り、驚きました。

展示を通して感じたこと
展示横に丁寧に記された解説文を読みながら、
「こんなにも多様な生き物たちが、物質循環の中で生きている」ということを改めて実感。
私たち人間も、このサイクルの中で生きていることを思い出し、
環境を大切にするために自分にできることを考えていきたいと強く感じた時間でした。
外洋大水槽ショー「イワシタイフーン」を観覧
ショー開始20分前、スロープで待機
14時15分から始まる「外洋大水槽ショー/イワシタイフーン」まで、時間に余裕があったので外洋大水槽の前へ移動。
水槽前か、スロープ(全体が見渡せる場所)かで迷った末、今回は全体像を楽しみたいと思いスロープで待機することに。
ショーが始まる10分前にはスロープも水槽前も人でいっぱいに!
ショーの前には、スタッフの方から
「水槽前のお客様は後ろに下がってください」
「スロープ待機の方は柵側か壁側に寄ってください」
「車椅子の方にお席を譲ってください」
といった丁寧なアナウンスが何度か流れ、みんなが気持ちよく観覧できるように配慮されていた。
アシカ・イルカショーの時も感じたけれど、マリンワールドはスタッフさんの案内がとても丁寧で素晴らしい。

「イワシタイフーン」いよいよ開始!
14時15分、いよいよスタート。
モニターに「IWASHI TYPHOON(イワシタイフーン)」の文字が現れた!文字の中にマイワシの大群の画像が埋め込まれていて、かっこいい!

まず、餌バケツを持ったダイバーさんが水槽内へ。
「イワシタイフーンをお楽しみください!」のアナウンスとともに、壮大な音楽が流れ始める。
ダイバーさんが二万匹のマイワシたちに餌をまくと──その瞬間、水槽の中に渦巻くような巨大なイワシの群れが出現!
会場中から「わあ〜!!」という歓声があがり、ネットの写真では味わえない生の迫力に圧倒された。


生き物たちへの丁寧な餌やりに感動
水槽にはマイワシだけでなく、エイやサメなど他の生き物たちも暮らしている。
進行役の方の解説によると、ダイバーさんは潜水しながら、それぞれの生き物に合わせて餌のあげ方やタイミングを調整しているとのこと。
さらに、水槽外にいる進行役の方がダイバーさんに直接音声で指示を出しているとのお話もあり、チームワークの凄さに驚かされた。
個人的に一番ドキドキしたのは、サメへの給餌。
直接手渡しする場面もあれば、安全のために刺した餌を間接的に与える場面もあり、生き物に応じて細やかに対応している様子が伝わってきた。
サメが餌にかぶりつく瞬間を見ることができたのは、忘れられない経験になった!
かいじゅうアイランドでケープペンギンとイルカに癒される
再び1階へ、ペンギンたちに会いに
外洋大水槽ショーが終わり、次はどこに行こうか考えていたところ、寒さでじっくり観られなかったペンギンたちを思い出し、1階の「かいじゅうアイランド」へ。
水族館でペンギンを見るのは初めてではないけれど、ここまで間近で観察できたのは初めて。
ペンギンたちとの距離の近さに驚きつつ、こんな素敵な環境を作ってくれているスタッフの方々に感謝の気持ちが湧いてきた。
▼かいじゅうアイランドについてはこちら:
https://marine-world.jp/island/
ペンギンたちに癒されるひととき
「ペンギンビーチ」では、ケープペンギンたちがのんびり泳ぎ、
「ペンギンの丘」では、くつろぎながら過ごしている姿が見られた。
可愛らしい姿を眺めているだけで、心も体も癒される。
寒さを忘れて、しばらくじっとペンギンたちを見守っていた。


小さな命が抱える大きな危機
しかし、可愛いケープペンギンたちは、地球温暖化やエサとなるイワシの減少、密猟といった人間の影響によって、野生での個体数が激減している。
現在は、絶滅の恐れが極めて高い「近絶滅種」に指定されているとのこと。
こんなに小さな命たちが、人間活動によって生命の危機に晒されている現実を知ると、とても悲しくなる。
一人ひとりが環境問題を真剣に考え、行動していくことの大切さを改めて感じた時間だった。
イルカたちのおもちゃ遊びにほっこり
ペンギンの丘の隣には「イルカプール」があり、多くの人が集まっていた。
そこでは、イルカたちが不思議なおもちゃで楽しそうに遊ぶ様子が見られた。
おもちゃを器用にくわえてゆっくり泳いだり、時には素早く泳いだりと元気いっぱいでとにかく可愛い!

イルカたちを思うスタッフさんの愛情
後から調べてみたところ、マリンワールド海の中道では、イルカたちがショーやトレーニング以外の時間も楽しく過ごせるように、プール内におもちゃを用意しているそう。
おもちゃは3ヶ月ごとに入れ替えられ、担当スタッフさんが毎日ランダムで選んだおもちゃで、イルカたちやコビレゴンドウのユキちゃんも遊んでいるとのこと。
スタッフさんたちの愛情がたっぷり感じられる取り組みで、とても心が温かくなった。
詳しくはこちら:
イルカたちのおもちゃ事情(スタッフブログ)

最後は「ほねのおと」へ
骨格から感じるいのちの重みと愛
マリンワールドの出口付近、入り口の奥にある骨格展示ゾーン「ほねのおと」へ向かいました。
「ほねのおと」は、開館30周年を記念して2019年3月にオープンしたエリアで、クロミンククジラの全身骨格(全長8.9m)や、マッコウクジラの頭蓋骨(全長5.4m)をはじめとする、約60点の骨格標本が展示されています。
念願のラッコの全身骨格とご対面
まずは、以前からずっと見たいと思っていたラッコの全身骨格の展示へ。
ラッコには鎖骨がないため、体を柔軟に曲げられるという話を聞いたことがありましたが、実際に骨格で見てみると、本当に鎖骨がない!驚きました。
また、ラッコは潜水してウニや貝類、甲殻類などを捕まえて食べているため、後肢がしっかりと発達していて、骨もかなり頑丈そう。一方で前肢は小さめで、それがまた可愛らしく、骨格でもその違いがはっきり見えて興味深かったです。
腕の骨は意外にも長くてしっかりしていて、しっぽの骨も太くて頑丈そう。
鳥羽水族館で見たラッコのメイちゃんとキラちゃんも、あの尻尾で力強く泳いでいたな…と、自然と思い出がよみがえりました。
尻尾を左右に振って方向を変えたり進路を維持したりするその姿は、まさに水中の「舵」。骨からその機能を読み取れるのが本当に面白かったです。

サメやイルカの骨格も!多様性が面白い
ラッコの骨格をじっくり堪能したあとは、他の骨格標本も見てまわりました。
バンドウイルカのような大きな展示は迫力満点で、目を引く存在でしたが、個人的にとても面白かったのがサメの骨格。
同じ「サメ」でも、種類や食べているもの、生息している場所によって、骨の形や構造が全然違う。
それぞれの骨格から、その生き物が地球上のどんな環境で生きてきたのかを想像すると、まるで骨が語りかけてくるようで胸が熱くなりました。
「貝殻」の展示もあり、「骨格の展示なのになんでだろう?」と思っていたら説明文に、ボランティアスタッフ『Team まりん」と一緒に選別、展示を行ったこと、多くの軟体動物の体内器官を守るために形成されたもので「外骨格」と呼ばれると記されていました。
貝殻一つ一つが美しく、見入っていました。

ほとんどの展示は手作り!展示に込められた思い
展示されている約60点の骨格標本のうち、マッコウクジラの頭蓋骨とクロミンククジラの全身骨格を除いて、すべてがスタッフさんの手作りとのこと!
驚きましたし、なによりその展示方法から「生き物が生きていたことをほねから感じてほしい」というスタッフの強い思いがひしひしと伝わってきます。まさに“愛”ですね。
印象的な展示「ほねのおと〜こつこつ生きる〜」・「HONE NOTE〜生きるコツ〜」
特に心に残ったのが、「ほねのおと〜こつこつ生きる〜」「HONE NOTE〜生きるコツ〜」という2つの見出しが掲げられた本型の大きな展示。
そこに書かれていた言葉のひとつひとつが印象的で、
・ほねは、ただ静かに、こつこつと、いのちを生きたあかし。
・それぞれの生きものは生活の仕方や生きる環境に合わせて、骨もその形や大きさがさまざまに変化した。
・海に棲む生きものたちの体には、祖先から引き継ぎ、水中での生活に適応し獲得した特徴が混じり合っている。そこには、海という環境で生きるコツがたくさんつまっている。
…というメッセージから、骨という存在が単なる「体の一部」ではなく、生き物の過去・現在・未来をつなぐ「証」だということが感じられました。
ただの展示ではなく、命へのリスペクトが込められた空間。まさに“骨で感じるいのち”という体験でした。

より楽しむために:スタッフブログもおすすめ!
「ほねのおと」エリアは、行く前に予習するのも良いし、見終わったあとに振り返るのにもぴったりの内容です。
マリンワールドのスタッフブログでは、展示の裏側や制作の工夫などが紹介されていて、より深く楽しむことができます。ぜひ一読をおすすめします。
マリンワールド海の中道でお土産を購入!
リロくんグッズが大豊作…!幸せ空間でお買い物
マリンワールドをもう少しじっくり周りたかったけれど、寒さで体力の限界に…。
時間は15時ごろ。夕食のことも考えて、最後にお土産を買うことにしました。
ショップ「SEA FOREST」は2階エントランス横
グッズなどのお土産を販売しているのは、2階エントランスから向かって左手。
「滝と緑のセンターガーデン」の向かい側にあるショップ「SEA FOREST」です。
📍場所:館内2階エントランス
お店の前にはTシャツや水族館限定のお菓子が並び、賑わっていました。
店内に入ると、水族館にいる生き物のぬいぐるみやキーホルダーなど、かわいいグッズがぎっしり。まさに幸せ空間!
念願の「ぽちゃまる ラッコ」をついに発見!
ずっと欲しかった「ぽちゃまる ラッコ」。
オレンジ色の輪っかを持った、フワフワのラッコのぬいぐるみです!
💰価格:2200円(税込)
【サイズ】W:約160㎜ / H:約320㎜(尾を伸ばした状態) / T:約130㎜
▶️ 商品ページ
結構大きめで、男の子ラッコ感が◎。
全体的に茶色でリロくんっぽい。お鼻も大きくてかわいい〜!

今治タオルや木製マグネットも!お気に入りグッズたち
ラッコグッズが可愛すぎて、思わずたくさん買ってしまいました。(後悔はない!)
今治刺繍ミニタオル(ラッコ) – ネイビー
💰価格:880円(税込)
▶️ 商品ページ

ラッコがグルーミングしてる刺繍がたまらない!ネイビーが上品で、手触りも最高。
木製マグネット(ラッコ)
💰価格:550円(税込)
▶️ 商品ページ
旅行先ではマグネットを集める派。
立体感のあるデザインで、リロくんが遊んでたおもちゃが描かれているのがうれしいポイント。

リロくんグッズの沼に落ちる…!アクスタ、文房具も充実
🌟 BIGアクリルスタンド(リロ – 見つめる)
💰価格:1,650円(税込)
▶️ 商品ページ
予想よりも大きくてびっくり。正面から見つめてくれるリロくん、可愛すぎ。
土台のデザインが2パターンなのも嬉しい。
裏面に「たくさんリロくんとの時間を過ごしてください。」と愛ある添え文があって素敵。


🌟 🌟 BIGアクリルスタンド(リロ – すたんど)
💰価格:1,650円(税込)
▶️ 商品ページ
立ってる姿が愛しすぎてお迎え。こちらも土台は2種類で、気分で変えられるのが楽しい!
裏面に「だいすきなリロくんといつでも一緒にいたい。そんな気持ちが溢れたので、作っちゃいました。」との添え文が。愛されているなと感じる素敵な添え文。


A4インデックスクリアファイル(リロ)
- 💰価格:880円(税込)
- ▶️ 商品ページ
- 3ポケット付きで実用的なのに、インデックスにリロくんがたくさんで可愛すぎる。

アクリルキーホルダー(リロ – チェキ風)
💰価格:660円(税込)
▶️ 商品ページ
大好きな写真がキーホルダーになってるのが本当に嬉しい。

ジェットストリーム 4&1(リロ)- ネイビー
💰価格:1,650円(税込)
▶️ 商品ページ
ネイビーで大人っぽくて、普段使いにもぴったり。書き心地も良かった!

旅の目的を超えて心を動かされた水族館
今回の旅の目的は、リロくんへの献花。正直、もうリロくんはいない場所だと思うと寂しさがありました。
それでも、展示の工夫やスタッフさんのホスピタリティ、美味しいごはん、そして館内の清潔さと居心地の良さに心打たれました。
アクセスも博多駅から良好で、また訪れたいと思える場所です。リログッズを通じて、彼の存在をしっかり感じられたのも嬉しい時間でした。

🌟 2日目 4-3 まとめ|マリンワールド海の中道の見どころ4選!ペンギンパレード・イルカ&アシカショー・イワシタイフーン・ほねのおと
✔ リロくんに会えなくても、スタッフさんや展示から愛を感じられる水族館。
✔ アクセスも良く、ごはんも美味しい!また行きたいと思える場所。
✔ 館内2階の「SEA FOREST」でリログッズを中心にお土産をたっぷり購入!
🐧次回予告
次回は、雨の中電車で博多駅へ向かい、二日目の夕食である美味しかった博多ラーメンについてご紹介します!
お楽しみに!