福岡旅行2日目の今日は、福岡の「マリンワールド海の中道」でラッコのリロくんに会いに行きました。
かつてこの水族館で暮らしていたラッコ・リロくんへの献花を目的に訪れ、思い出に触れる心あたたまる一日となりました。
朝は「スーパーホテルPremier博多駅・筑紫口天然温泉」でしっかりと朝食をいただき、エネルギーをチャージしてから出発。
「マリンワールド海の中道」では、リロくんの展示跡地や献花の様子、新たに出会った生き物たち、限定グッズ、おいしい館内ランチなどを満喫しました。
前回の記事では、ホテルの朝ごはんやマリンワールドへのアクセスを紹介しています。
今回は、ラッコのリロくんへの献花を中心に、福岡・マリンワールド海の中道の楽しみ方をレポートしていきます。
👉 この記事でわかること
✔️ リロくんへの献花の様子
✔️ 「ラッコ飼育の歴史」展示とその感想
✔️ レストラン「restaurant Reilly(レイリー)」の美味しい食事について
ラッコ・リロくんへの献花|マリンワールド海の中道の今
リロくんがいた場所の来館時(2025年3月時点)の展示
今回の旅の目的のひとつは、ラッコのリロくんへの献花でした。
ラッコプールは、水族館内のグッズショップ「シーフォレスト」を抜けた先にあります。
そこには、SNSで見ていたたくさんのガチャポン機がずらりと並び、その右手に進むと…
- 「ありがとうリロ」と書かれたスタッフ手作りのメッセージボード
- 献花台とリロくんの等身大パネル
- これまで飼育されてきたラッコたちの年表パネル
が並び、胸がぎゅっとなる空間が広がっていました。献花台の上のモニターには可愛いリロくんの映像が流れていて、愛嬌ある優しいイケおじラッコだったんだなと感じました。
リロくんの写真や映像を見ながら、パートナーだったマナちゃん、そして生まれるはずだった赤ちゃんと天国で一緒に過ごせていたら…と願わずにはいられませんでした。


「ラッコ飼育の歴史」パネル展示
年表パネル「ラッコ飼育の歴史 マリンワールドとらっこ」には、1989年の開館当初からのラッコたちの記録が。
それぞれのラッコたちに向けた飼育員さんの愛情が伝わってきて、写真と言葉から温かな想いを感じました。
年表パネル「ラッコ飼育の歴史 マリンワールドとらっこ」は、2025年4月6日まで1階ラッコプールで展示予定でしたが、4月19日(土)からは2階「ほねのおと」へ移設されるとのこと。
同日からは、「RIROgraffiti(リログラフィティ)」というリロくんをテーマにしたアート作品も展示予定です。
▶️ 詳しくはこちら(公式サイト)

献花コーナーと訪れた人の思いが詰まった空間
献花台には、全国から届いた花束やリロくんの写真、手作りの作品が並び、リロくん愛に溢れた空間でした。
なかでも印象的だったのは、リロくんが大好きだった「オレンジの輪っか」をイメージした花のリース。
全体的にオレンジ色のお花が多く、次いでピンク、黄色が目立っていました。
ポンデリロくんをモチーフにしたイラストやお花、ぬいぐるみなど、どれもリロくんへの愛情が詰まっていて、胸が熱くなりました。

私たちは博多駅近くの「駅の花屋さん」で購入したポンデリロくんをイメージしたオレンジ・黄色・青・ピンクの花かごを供えました。
友人と描いたリロくんの絵と、ラッコの折り紙2つも添えて、感謝と想いを届けました。

ラッコのリロくんとの出会いはSNSから
私がラッコを好きになったのは、SNSがきっかけでした。
そのとき初めて、日本にもう3頭しかラッコがいないこと、しかも全員が高齢であることを知りました。
「元気なうちに会いに行きたい」と思い、福岡旅行を計画していた矢先のこと――
福岡の「マリンワールド海の中道」に住んでいるラッコのリロくんが空へ旅立ったという知らせを受けました。
悲しいお知らせでしばらく落ち込んでいた時に、スタッフさんがリロくんへの想いを込めて作った動画がTikTokで公開されました。
とても愛のある素敵な動画で、涙なしには見られません。
▶︎ TikTokで公開されているリロくんの思い出映像はこちら
ラッコのリロくんが亡くなったことを知った時の心情やリロくんが愛されていたことを綴っている記事もご覧いただけると嬉しいです。

初めての訪問が、献花になってしまったけれど
初めて訪れたマリンワールドが、献花のための訪問になってしまったことは、やはり悲しさが大きかったです。
でも、献花台に並ぶお花や作品、そこに込められた皆さんのメッセージを見て、リロくんが本当にたくさんの人に愛されていたことを感じ、少し救われた気持ちにもなりました。
リロくんについてのネット記事はこちら:
▶️ Yahoo!ニュース「ありがとう、リロ」


🦦 飼育員さんが綴った、リロくんとの日々
この旅から2ヶ月が経った今でも、時おり思い出すのがマリンワールドでの時間とリロくんのこと。
そんな中、マリンワールド海の中道の飼育スタッフさんが2025年5月15日に公開したリロくんへの想いが込められたブログ記事を読みました。
🔗 スタッフブログ「ラッコ飼育担当の記録」 – マリンワールド海の中道 公式サイト
文章から、リロくんがどれだけ大切にされ、愛されていたかが伝わってきて──
「本当に、みんなに見守られながら旅立ったんだな」と、少し心が温かくなるような気持ちになりました。
この旅の中で感じた気持ちと重なる部分も多く、読み終えたあともしばらく余韻が残るような、大切な記事です。
ラッコのリロくんのプールで出会ったゴマフアザラシ姉妹(2025年4月24日〜 新展示【九州の水鳥】)
リロくんが暮らしていたラッコプールには、マリンワールド生まれのゴマフアザラシ姉妹「プリン(姉)」と「サツキ(妹)」がいました。
サツキちゃんは「いつも顔が右向き」と書かれていたけれど、2頭とも動きがすばやくてキョロキョロ。ずっと見ていたけど見分けは難しく、どちらもとにかくクリクリお目めで可愛かったです!笑


なお、現在この展示は終了しており、2025年4月24日(木)からは新しい展示「九州の水鳥」がスタートしています。
詳しくは、マリンワールド公式サイトのお知らせページをご覧ください。
🦆新展示【九州の水鳥】
・ 展示開始日:2025年4月24日(木)
・ 場 所:2階出口付近 旧・ラッコプール
・ 展示生物:オシドリ、ギンブナ、モツゴ、カワムツ、ニホンイシガメ 等
・計7種 約70点 予定
・郷土玩具:木鷽、きじ車、孫次凧、うずら車など、九州の鳥に関する郷土玩具
計33種 約45点 予定
🔗詳細:公式サイトのお知らせページ
お楽しみのカプセルトイタイム!
癒された後は、来館前から楽しみにしていたカプセルトイコーナーへ!
▶ 完全書き下ろし「マリン豆本」全4種・各500円
目当ては出る確率10%の「らっこ」本!
3回目にして、ついに出たー!!リロくんの表紙がたまらなく可愛い!

▶ なりきりマリンワールドスタッフ アクリルスタンド(各400円)
ラインナップはコビレゴンドウ、ラッコ、ゴマアザラシ、スナメリ、ケープペンギンの5種類。
狙っていたラッコは出ず、コビレゴンドウ3個とスナメリ1個。
今回はこの4つを大切に持ち帰りました。可愛い!

▶ 限定記念メダル(メダル本体800円・チャーム400円)
ラッコ&イルカのデザインを購入。
その場で刻印機を使って、日付と名前を刻印♪
旅行先で記念メダルを刻む瞬間、テンション上がる!


🐬館内の幻想的な空間で味わうランチタイム|restaurant Reilly
そうこうしているうちに時刻は10時30分。
ラッコプールエリアに1時間近く滞在していたことに驚きつつ、次の目的「11時50分のペンギンパレード」までに早めのランチを取ることに。
向かったのは1階にあるレストラン「restaurant Reilly(レイリー)」。
ここでは、ショープールで泳いでいるイルカやコビレゴンドウが泳ぐ水槽を眺めながら食事ができるという、まるで海の中にいるような幻想的な空間が広がっています。
SNSで見かけてからずっと「行ってみたい!」と思っていた憧れの場所。やっぱり人気なので、10:30には行こうと決めていました。
マリンワールド海の中道のレストランの注文方法と憧れのメニュー
入店して左手にあるタッチパネルの発券機で注文。
迷わず選んだのは、ずっと食べたかった「国産牛にくてつ鉄板ラッコプリントチーズハンバーグ(ライス付き)」1,500円。
プラス100円で大盛も可能です。
このハンバーグはSNSでよく見かけていて、見た目の可愛さも抜群!マリンワールドに来たら絶対に食べようと決めていました。
今回は友人と別のメニューも試してみようということで、私はもう一つ気になっていた「ペンギン天うどん」を注文。
うどんといえば福岡。以前食べた福岡のうどんの味が忘れられず…!
飲み物はアイスティー(350円)に。
マリンワールド海の中道のレストランで堪能できる幻想的な景色と癒しの時間
発券を店員さんに渡し、空いている席で待機。
本当はイルカが泳ぐショープールのすぐ近くの席に座りたかったのですが、すでに満席…。でも、少し離れていてもショープールが見える席に座ることができました。
少し時間があったので、レストランの出口からイルカの水槽を間近で見に行くことに。途中で見つけたのは、一頭でのんびり泳ぐアシカ。のびのびとした様子と可愛い表情に癒されました。

そしてイルカたちが泳ぐショープールへ。
ショー前だったからか、みんなゆったりと泳いでいて、なんとも優雅。
写真は撮れなかったけど、イルカだけでなくコビレゴンドウのユキちゃんにも会えてびっくり!結構大きい!
ショープールの周りは「イルカ水中観察」エリアとなっていて、水槽近くの座る場所にかけてイルカやコビレゴンドウをみて癒されている方が多かった。

マリンワールド海の中道のレストランで念願のラッコハンバーグ、そして美味しいうどん
席に戻ったタイミングで、ついに食事が到着!
まずは「国産牛にくてつ鉄板ラッコプリントチーズハンバーグ(ライス付き)」から。
プリントされていたのは、ラッコのリロくんの代名詞「ポンデリロ」!
国産牛ハンバーグからは甘〜い肉汁の香りが漂って、テンションが上がる…!
ナイフで切ると、肉汁がじゅわ〜!ペレット(焼石)でよく焼いてから一口食べると、もう最高。
おいしすぎてしばらく飲み込みたくなかったくらいです。
そして驚いたのは、付け合わせのポテトフライ。サイドメニューとは思えない美味しさで、塩加減もちょうどいい。
今度来たら単品(500円)で頼みたいくらい!


続いて「ペンギン天うどん」。
ペンギン型の揚げかまぼこがキュート!ピンク色の丸いかまぼこもワクワク感満点。
うどんはもちもち&コシありで、予想以上の美味しさ。
おだしは九州産の魚を贅沢に使用(アゴ・カツオ・ウルメイワシ・サバ)していて、体にじんわり染みる…!
うどんにそこまで期待していなかったのに、いい意味で裏切られました。
次回来た時は他のメニューにも挑戦したい…!

restaurant Reilly 基本情報
【営業時間】
▼通常(9時30分~17時)
ドリンク:9時30分~16時45分 / フード:10時30分~16時15分
▼夏季(9時30分~20時30分)※夜のすいぞくかん開催日
ドリンク:9時30分~20時15分 / フード:10時30分~19時45分
▼冬季(10時~16時30分)※12月~2月
ドリンク:10時30分~16時15分 / フード:10時30分~15時45分
【お問い合わせ】
📞マリンワールドレストラン:092-603-2030
【公式サイト】
👉 館内ショップ・レストラン案内
私たちがレストランを出たタイミングで、ショー帰りのお客さんがどっと来店。
早めのランチ、本当に正解でした!!
🌟 2日目 4-2 まとめ|リロくんへの想いを胸に。献花と水族館巡り
✔ 「マリン豆本」の「らっこ」本、本当に可愛いのでぜひ手に入れてほしい。
✔ レストランはイルカやコビレゴンドウを眺めながら食事ができる幻想的な空間
✔ 「国産牛にくてつ鉄板ラッコプリントチーズハンバーグ(1500円)」、「ペンギン天うどん」が絶品!!
✔ イルカショーの時間帯だとレストランは比較的空いているのでオススメ。
🐧次回予告
次回は、ペンギンパレードやイルカ・アシカショーなど、館内イベントの様子や、初めて訪れたマリンワールド海の中道の感想をたっぷり紹介予定です。どうぞお楽しみに!